JICA新規隊員9人着任=野球、日本語教育分野など

期待に胸を膨らます新規隊員の皆さん

 国際協力機構(JICA)ブラジル事務所(江口雅之所長)は2月26日、サンパウロ市の同事務所会議室にて海外協力隊員着任式を行った。着任式には新規隊員9人に加え、JICA及び配属先関係者らがオンラインと対面のハイブリット式で参加した。新規隊員らは野球、日本語教育、高齢者介護、学芸員活動の分野で活動する。

 着任式では江口所長から新規隊員へ激励の言葉が送られ、新規隊員は自己紹介と配属先の紹介プレゼンテーションをポルトガル語で行った。配属先関係者からは歓迎の言葉が述べられた。
 バストス日系文化体育協会に野球指導者として派遣される垣内颯真さん(24歳・京都)は小、中、高校時代に野球に励んだ。「日本での経験と技術を余すことなく伝えたいです。夢は日本にルーツを持つ子どもたちに、ルーツを知るために日本に来てもらうことです。私の出身地の京都や、阪神タイガースも見てもらいたい。夢の実現の為にクラウドファンディングを行うことや自費での実行も考えています」と抱負を語った。
 イチボ日伯文化体育協会に派遣される細川康雄さん(63歳・大阪出身)は地方テレビ局に長く勤めた。地方テレビ局勤務時代からブラジルに関心を持ち、ブラジル日本人移民100周年記念時には特別番組の製作を試みたが、ローカル番組では予算的に製作困難と言われ、断念した経験があるという。定年後は日本語教師の資格をとり、日本語教師になった。「楽しみながら現地の人、特に1世や2世の人たちのプラスになるような活動をしたいです」と語った。

 アラサツーバ日伯文化協会に日本語教師として派遣される万久弘子さん(57歳・福井出身)は「日本で日本語教師をしていましたが、日本と現地では必要とされていることが違うと思うので、しっかり線引きして活動していきたいです」と意気込みを話した。
 サンパウロ人文科学研究所に派遣される謝花聡恵さん(35歳・沖縄)は日本で学芸員として勤務した経験を持つ。「先日、玉城デニー沖縄知事が移民関係の世界ウチナーンチュセンター(仮称)を設置することを発表しました。移民関係の学びを深めて貢献できることを探したいと思います」と語った。
 新規隊員とその配属先は以下の通り(敬称略)
 尾嵜凛太朗(アニャンゲーラ日系クラブ)、垣内颯真(バストス日系文化体育協会)、栗田典和(リオデジャネイロ日系協会・リオデジャネイロ日本語モデル校)、細川康雄(イボチ日伯文化体育協会)、山路善太郎(南日伯援護協会)、謝花聡恵(サンパウロ人文科学研究所)、橋本理沙(コロニア・ピニャール文化体育協会・コロニア・ピニャール日本語モデル校)、万久弘子(アラサツーバ日伯文化協会・アラサツーバ日本語普及センター)、樋口万喜子(西部アマゾン日伯協会)

江口所長と協力隊の皆さんと配属先の関係者

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