ロックバンド=RADWIMPSがブラジル初公演=ブラジル直前心境を独占取材=「楽しみでしょうがない」

昨年のメキシコ公演の様子。メキシコ以南は初上陸となる(photo credit: Takeshi Yao)

 新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』や『すずめの戸締まり』の主題歌を担当し、ブラジルでも高い人気を持つ日本のロックバンド「RADWIMPS」が15日からラテン・アメリカツアー「RADWIMPS WORLD TOUR 2024 “The way you yawn, and the outcry of Peace”」を開始する。21日にはブラジルを訪れ、サンパウロ市でブラジル初公演を行う。ツアー開始前の同バンドが、ブラジルライブへの意気込みについて本紙のメールインタビューに答えた。(取材:仲村渠アンドレ記者)

RADWIMPSアーティスト写真

 ―ブラジルの印象は?
 野田洋次郎さん(ボーカル・ギター・ピアノ担当):ほんと初めましての気持ちです。ブラジルは多分10年前くらいから来てほしいという声をもらっていて、やっと念願がかなったという感じがすごくしていまして、すごく楽しみです。ツアー以外では、ブラジル料理はとにかく美味しそうというイメージです。スパイスとか、まだ食べたことない料理に出会いたいです。楽しみです。
 桑原彰さん(ギター・コーラス担当):あとはコーヒーが有名でしょうか?
 ―ブラジルの音楽シーンやファンはどのようなイメージでしょうか。
 野田さん:最初から大きな会場でもあり、エネルギーが物凄いのではと思うので、それに負けないようなセットと、演奏を持っていきたいなってすごく思っています。
 ―ブラジルでは「すずめの戸締り」の楽曲などが多くの人に愛されています。
 全員:最高です!とても嬉しいです。
 武田祐介さん(ベース・コーラス担当):本当に初めての土地でこんなにも僕らの音楽を愛してくれているのが嬉しくて、新海さんのアニメを通じて知ってくれた人が多いと思いますが、一人の日本人としてアニメだったり、音楽が地球の裏側まで知れ渡っているのは嬉しいことです。
 ―ライブに向けて、意識して取り組んでいることはありますか?
 武田さん:今リハーサルをしながら、絶賛セットリストを考えているところです。
 ―音楽活動でブラジルに影響を受けたことはありますか。
 野田さん:まだそれほど知らないのですが、今回行ってたくさん知りたいと思っているところです。ただYouTubeとかの世界での再生回数上位ランキングとかを見ると、物凄くたくさん中南米の音楽が入っていて、実は俺らが知らないだけで物凄くポピュラーなカッコいいアーティストがたくさんいるんだろうなと思っています。勉強します!
 ―公演に向けての意気込みと、ブラジルのファンに向けてのメッセージをお願いします。
 桑原さん:今、がんばって準備してるので、楽しみにしていてください。
 武田さん:今回のツアーでは、ブラジルという新しいところで出来るのを本当に楽しみにしています。
 野田さん:ブラジルは未知の体験となり、どんなすごい空間になるのか本当に想像もつかなくて、やっと行けるという思いがすごく強く、楽しみでしょうがないです。全て出し切るくらいの気持ちで行きたいなと思っています。

昨年のメキシコ公演の様子(photo credit: Takeshi Yao)

 ラ米ツアーはメキシコ・シティのペプシ・センターWTCを皮切りに、同国モンテレイ、伯国のサンパウロ市、チリのサンティアゴを回る。
 サンパウロ市のライブ会場はカンポ・グランデ区のイベント会場「Terra SP」(Av. Salim Antônio Curiati, 160)。入場料は一般料金650レアル、半額割引あり。購入は専用サイト(https://pixelticket.com.br/eventos/18757/radwimps-em-sao-paulo)から可能。
 北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアで行った公演のチケットは全て完売だった。

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