能登半島地震慈善コンサート=ブラジル人発案でボサノバやサンバなど

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 ブラジル石川県人会(武部清美エリーナ会長)は3月2日午後3時からサンパウロ市の同会館(Rua Tomas Carvalhal, 184、メトロ駅パライゾ近く)で、能登半島地震慈善コンサートを開催するに当たり、来場を呼び掛けている。
 会場の関係で先着150人。入場料50レアルで売り上げは全額、同県人会の震災義援金口座に寄付される。購入サイト(https://www.sympla.com.br/evento/concerto-beneficente-ishikawa-2024/2332924)まで。
 元旦に起きた能登半島地震ではこれまでに240人以上の死亡が確認され、今なお2万3千人余りが避難所や親戚宅に身を寄せ、車中泊を続けるなど厳しい避難生活を余儀なくされている。
 ブラジル人音楽家のマルコ・ポンテス・カイショテさんが発案し、その友人で同会館の水彩画教室に通うサキソフォーン奏者の本郷園子さんが開催を呼びかけた。打楽器奏者のキカワ・ホナミさん、ギターのサンバ・ガブリエルさん、ベースのグレシオ・ナッシメントさん、ナハメ・カセブさん、マルコ・ボスコさんらが手を携えてボサノバやサンバを上演する。
 当日は日本にちなんで日本の童謡「ふるさと」「浜辺の歌」や、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」などのブラジル風アレンジ曲を始め、ボサノバ曲などの伯国音楽が1時間半ほど演奏される。問い合わせは県人会電話(11・3884・8698)まで。

多くの義援金と温かいメッセージ多数

 武部会長によれば、8日の時点で義援金の送金件数は180件に達しており、同県人会員はもちろん、マナウス石川県人会からもまとまった送金があり、1千レを振り込んだ個人、多数の県人会、グアタパラ文協やリズム体操などの団体、1万レを寄付した日系企業もあったという。
 武部会長は「寄付と同時に『ニュースを見て驚いた。少しでも力になりたいと思って送金した』などの温かいメッセージも多数いただいています。ブラジル人の方もかなりいらっしゃいますが、やはり日系人が多い」との感触だと言い、「ぜひコンサートにも足をお運びください」と呼びかけた。
 送金用口座は次の通り。▼送金先:Associação Ishikawa Ken do Brasil – CNPJ 71.723.597/0001-40、銀行:033 Banco Santander、支店:0105、口座:13006847‐1、PIX:ishikawaken@terra.com.br
 送金後、領収書と本人確認情報(名前と電話番号)をEメール(ishikawaken@terra.com.br)または郵便にて石川県人会(Rua Tomás Carvalhal nº 184. CEP 04006-000. Paraíso – São Paulo – SP)まで送ること。送信後、石川県人会から受取書が送付される。

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