PCC幹部の未亡人逮捕=「犯罪の日本人」タナカさん

カレン・デ・モウラ・タナカ・モリス容疑者(左)とワグネル・フェレイラ・ダ・シルバヴァ容疑者(右)(8日付G1サイトの記事の一部)
カレン・デ・モウラ・タナカ・モリス容疑者(左)とワグネル・フェレイラ・ダ・シルバヴァ容疑者(右)(8日付G1サイトの記事の一部)

 サンパウロ州沿岸部のバイシャーダ・サンチスタで麻薬密売により得た資金を洗浄した疑いで、「Japa do crime(犯罪の日本人)」として知られるカレン・デ・モウラ・タナカ・モリス容疑者が逮捕された。彼女は、2018年に射殺された州都第一コマンド(PCC)幹部ワグネル・フェレイラ・ダ・シルバヴァ容疑者、通称「カベロ・ドゥーロ」の未亡人だ。9日付G1サイト(1)が報じている。
 2023年6月に開始された捜査により、タナカ容疑者が同犯罪派閥の資金の大部分を洗浄した疑いが浮上し、サンパウロ市タトゥアペ地区にある自宅で8日に逮捕された。警察は100万レアルと5万米ドルの現金(合計3750万円相当)、アウディ車を押収した。
 アルトゥール・ジョゼ・ディアン州公安長官は、「彼女は麻薬密売からの資金の出所を隠すために架空の会社を使って資金洗浄を行い、その資金を流通させた。財務情報の報告書によれば数百万レアルに上る」と説明した。
 同氏によれば、3件の家宅捜索令状が執行された。1件は沿岸部のベルチオガ市の住居、もう1件は資金洗浄の取引を行っていた仮想オフィス、そして最後の一つがタトゥアペ地区にある同容疑者のアパートだ。
 タナカ容疑者とワグネル容疑者の間には一人の子供がいる。ワグネル容疑者は主に高級クルーザー強盗や警官殺害に関与した疑いが持たれている。警察は、彼が資金を横領したかどうかや、PCCメンバー2人の殺害に関与したかなどを調査している。
 彼は2018年2月、サンパウロ州東部にある4つ星ホテルの前で、ライフル銃で何者かに撃たれて死亡した。犯人の特定は未だできておらず、殺害命令が内部の派閥から出たのか、それとも敵対する派閥から出たのか、現在も調査が続けられている。

最新記事