街角ちょっと見=観客参加で会場盛り上げ=藤間流秀島さんとダニエルさん

ダニエルさん(左)と秀島さん

 合同新年会「日本の正月の美」の会場には、茶室が設けられ、特設舞台としても使用された。茶室での舞踊披露は初めてという藤間流日本舞踊学校の秀島幸枝さん(53歳、3世)とダニエル・アレイショさん(27歳)に感想を聞いた。
 2人は雛鶴三番叟、松の三番叟、獅子舞の3演目を披露。秀島さんは「今回は特別に、観客参加型の内容にしました。来場者の方も快く受け入れてくださり、とても楽しませていただきました」と語った。
 獅子舞披露時には、舞台上で迫力ある動きを見せた後、舞台から降りて、観客の頭を噛むなどして会場を大きく賑わせた。獅子舞役を担当したダニエルさんは「新年に獅子舞に頭を噛まれると厄除けになったり、無病息災に一年を過ごせるとの言い伝えがあります。今日は数えられないくらいの人の頭を噛みました」と笑顔で語った。
 ダニエルさんは6年前に大学で演劇学を専攻。日本舞踊に関心を持ち、藤間流日本舞踊学校に通い始めた。今では日本の伝統芸能について研究を行っている。

会場で来場客と触れ合う様子

 2人の舞台は、通常の芸能披露とは違う、観客がより身近に日本の伝統文化を感じられる内容となっていた。今後、こうした鑑賞体験を通じて、ダニエルさんのような非日系ながらも、日本の伝統文化を愛する人がより増えていくことが期待される。(ア)

最新記事