デルタン=クリチバ市長選に出馬か?=昨年6月に下議罷免も
昨年、下院議員を罷免されたデルタン・ダラグノル氏が10月に、パラナ州の州都クリチバの市長選に出馬する意向があることを所属政党が認めた。22日付エスタード紙(1)が報じている。
これは、所属政党のノーヴォが認めたものだ。同政党は国内の世論調査団体に対し、クリチバの市長選の世論調査ではデルタン氏の名前を候補に含むよう、依頼しているという。
デルタン氏は昨年6月、選挙高裁で2022年の下議選当選を無効とされ、罷免となっていた。それは、連邦検察庁パラナ支部でラヴァ・ジャット作戦の主任だった頃の不謹慎な行動に関する疑惑で国家法務審議会(CNJ)による裁判にかけられそうになった際、それから逃げるように検察官を辞職し、そのまま下議選に出馬したことを問われたためだ。
この処分を巡っては、「フィッシャ・リンパ法により8年の出馬停止」と見る向きと、「当選が無効になっただけ」ととる向きがあり、選挙高裁の判断が必須だと見られている。
デルタン氏は2022年10月にポデモスから下議選に出馬し、パラナ州ではトップ当選を果たしていた。ノーヴォには、罷免後の昨年9月に移籍している。