この１０年くらいの間に、サンパウロ州レジストロ市は目に見えて発展を続け、近隣の市と共同で観光開発にも力を入れている。初期移民の汗と涙が先行していたレジストロ市のイメージは、１９１３年の入植開始から１１０年を経て確実に変化し、日本人と日系人が基盤となって発展させた町の各所が観光名所として再び注目を集めている。
「このマップは、レジストロ日伯文化協会やレジストロ市観光協会(COMTUR)などが一緒に考えて考案したものです」と話すのは、レジストロ日伯文化協会第二副会長の高橋国彦さん（６９、福岡県）。この日は高橋さんが昨年リベイラ河畔に設置された看板に描かれた観光モデルコースを案内してくれた。
