ポルシェ時速250kmで激突=飲酒運転で助手席の友人即死

大破したポルシェ車(11日付メトロポレ・サイトの記事の一部)
大破したポルシェ車(11日付メトロポレ・サイトの記事の一部)

 ミナス・ジェライス州の州都ベロオリゾンテ市西部のバロン・オーメン・デ・メロ大通りで10日未明、高級車ポルシェの横転事故が発生し、同乗していた男性1人が死亡した。運転手のロドリゴ・ロドリゲス・アンドラーデ・シアッティ容疑者(32)が過失致死罪で起訴された。無免許の上、飲酒運転の疑いもあると、11日付テラ・サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
 事故は週末のパーティーの帰り道で起こった。目撃者によると、2人が乗った車は事故現場付近を何度も往復していたという。猛スピードで走行中、電信柱と街路樹に衝突して車は大破。スピードメーターは時速250kmを差したまま止まっていた。
 警察によると、シアッティ容疑者は2011年に違反を犯して運転免許を取り消されており、無免許だった。助手席に乗っていたカイケ・ペレグリーノ・タバレス(32)さんは、車が横転した際に車両から投げ出され、事故現場で死亡が確認された。
 一方、シアッティ容疑者は病院に搬送されたが、軽傷で命に別状はないという。現在、同市にあるガメレイラ拘置所に拘留されている。
 事件に対応した警察官たちは、シアッティ容疑者に支離滅裂な話し方やよろめく歩行、強いアルコール臭など酩酊の兆候が見られたためアルコール検査を求めたが、彼は応じなかったという。車から数メートル離れた場所で、散乱した車の部品に混じって空のウィスキーボトルが見つかっており、容疑者のものであったか捜査が続けられている。
 乗っていたポルシェは2016年製で、シアッティ容疑者が今年前半に60万レアル(約1800万円)以上を支払って購入したとみられている。
 シアッティ容疑者の弁護士は、事件の詳細を把握し、適切な措置を講じるために調査中であると述べた。

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