上院サバチーナ=13日に2人合同で開催へ=反発多いジノは接戦か=ゴネは余裕で承認とも

ルーラ大統領とジノ氏(右)とゴネ氏(左)(X)
ルーラ大統領とジノ氏(右)とゴネ氏(左)(X)

 最高裁判事、連邦検察庁長官に指名されたフラヴィオ・ジノ氏とパウロ・ゴネ氏が、13日に上院憲政委員会(CCJ)で承認のための口頭試問(サバチーナ)を受けるが、今回は過去に前例のない、2人同時の試問となる見込みだ。これに対して、上議たちからは不満の声が上がっている。その背景にはジノ氏指名に反対する声が強く、接戦が予想されていることがある。12日付フォーリャ紙(1)やCNNブラジル(2)などが報じている。
 2人同時の試問はCCJのダヴィ・アルコルンブレ委員長が決めたものだ。上院のサバチーナでは過去にも同様のやり方で行われた例はある。だが、最高裁判事と検察庁長官という、サバチーナが扱う中でも最上級クラスの役職で、かつ、異なる役職への指名を受けた人物に対して同時に試問を行った例は過去にない。

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