ゴミ置き場に臍の緒ついた赤子=偶然通りかかった男性が救助

赤ちゃんが捨てられていたゴミ置き場(5日付テラ・サイトの記事の一部)
赤ちゃんが捨てられていたゴミ置き場(5日付テラ・サイトの記事の一部)

 リオ州中部の山岳地帯、セラーナ地域のテレゾポリス市で2日夜、歩道のゴミ置き場から生まれたばかりの女児が見つかり、警察と消防に保護された。偶然通りかかった通行人により発見されたその新生児は、まだ臍の緒が付いたままビニールのゴミ袋に入れられ、袋の口は閉じられていた。3日付のG1サイト(1)が報じている。
 女児を見つけたマクスウェル・ダ・シルバ・ペナさんは、ゴミの中から物音が聞こえたが、最初は動物だと思ったと話す。「近づくと、白い小さな手が見えた。恐る恐る袋を開けると、そこに赤ちゃんがいた。この光景に驚いたが、すぐに近所を駆け回ってドアベルを鳴らし、住民に助けを求めた」と振り返る。
 マクスウェルさんを助けた近隣住民のリゼマラ・ゲデスさんは、「悲しい出来事ではあるが、ハッピーエンドです。赤ちゃんの命が救われてよかった。マクスウェルさんが偶然そこを通りかかり、泣き声を聞いて赤ちゃんを見つけ、私たちに知らせてくれなかったら、救われなかったかも。近所の皆で協力し、赤ちゃんを毛布に包んで救急車が到着するのを待った」と話した。
 この赤ちゃんにはマリア・ヴィトリアちゃんと名付けられた。現在、テレゾポリス市警察により、女児の実母を特定し、状況を明らかにするための捜査が進められている。
 新生児はテレゾポリス病院に入院中だが、健康状態は安定しているとのこと。

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