『朝蔭526号』『朝蔭527号』発刊

 朝蔭発行所から8月1日発行の月刊俳句誌『朝蔭526(8月)号』と、9月1日発行の『朝蔭527(9月)号』が編集部に届いた。
 527号の『雑詠 寿和(すわ)選』では、今年とりわけ暑く乾燥したアマゾンを感じさせる「黙々と道路掃除や街極暑」(マナウス、服部タネ女)、赤道にほど近いロライマ州から故郷北海道へという落差を感じさせる「漁り火に洞爺湖の水冴え返る」(ボアビスタ、佃千鶴子)、日本文化の広がりを感じさせる光景を描く「ファベラの子跣足(はだし)で走る運動会」(サンパウロ、小林恵美子)、故国との絆が形となった「日本より孫へ贈らる鯉幟」(モジ・ダス・クルゼス、鈴木典子)など多数の作品を掲載。
 「アサイ市のカラオケ愛好会」(福田美法)など随筆も掲載されている。『朝蔭』に関する問い合わせは佐藤さん(電話11・2939・0429)まで。

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