フォトジャーナリスト長倉洋海写真展=大竹富江研究所で25日から

 フォトジャーナリスト長倉海洋氏の写真展『アマゾンへ アユトン・クレナックとともに』(原題:Hiromi Nagakura até a Amazônia com Ailton Krenak)が25日~来年2月4日まで、サンパウロ市ピニェイロス区の大竹富江文化センター(Rua Coropé, 88 – Pinheiros)で開催される。24~27日には開催記念イベントが企画されている。
 長倉氏は1980年に通信社を退職し、フリーフォトジャーナリストとなった。アフガニスタン抵抗運動の指導者マスード氏やエルサルバドルの難民キャンプの少女へスースの取材を始め、93年にはアマゾン先住民のヤノマミ族、クリカチ族、ガビオン族を取材。95年に再度ブラジル訪問し、先住民クレナック族出身の作家兼環境活動家のアイルトン・クレナッキ氏とアマゾン各地を旅した。96年に出版した『人間が好き―アマゾン先住民からの伝言』(福音館書店)が第44回産経児童出版文化賞を受賞した。
 開催記念イベントとして、24日午後7時からは、大竹リカルド元サンパウロ州文化長官(大竹富江の次男)、長倉氏、アイルトン氏によるトークショー、25日午後7時からは長倉氏とアイルトン氏による「サンパウロとセラードの先住民戦士」についての対談、26日午後7時からは長倉氏とアイルトン氏による「森林を守る者」についての対談、27日午後6時からは、長倉氏の著書『鳥のように、川のように』の販売とサイン会が行われる。25日と26日の対談には先住民族もゲスト招待されている。
 展示会開場時間は火~日曜日午前11時~午後7時。入場無料。記念イベントも予約、入場料不要。
 イベント詳細は大竹富江文化センターサイト(https://www.institutotomieohtake.org.br/exposicoes/ate-a-amazonia-com-ailton-krenak/)から確認できる。

写真展告知ページの様子

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