市長が女子〝去勢〟発言で波紋=言い間違い? 党から追放

マリオ・エステヴェス市長(18日付アジェンシア・ブラジル・サイトの記事の一部)
マリオ・エステヴェス市長(18日付アジェンシア・ブラジル・サイトの記事の一部)

 人口10万人のリオ・デ・ジャネイロ州バラ・ド・ピアウイ市で14日、マリオ・エステヴェス市長が人口制御について提案したビデオが公開され、その内容が物議を醸している。同市長は「当市で子供は不足していない」との主張のもと、女子の〝去勢〟手術を支持し、さらに市議会で子供は最大2人までと規制するべきだと過激な主張を行った。18日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じている。
 この発言が公になると、各方面から非難が集まりメディアでも大きく取り上げられた。検察局(MPRJ)は18日、度を越した発言内容や潜在的な行政不正の責任を調べるために調査を開始し、市長に対して説明を求めた。
 検察局は、市長の発言が女性や子供に対する差別的な意図を含むものであるかどうか、市長が実際に人口制御策を実行に移したかどうかも調べるという。
 一方、市長の所属する連帯党(Solidariedade)は、女性の権利の促進、ジェンダー平等、差別に対する闘いを支持する立場を取っており、市長の発言に対する反発を受け、市長を党から追放する決定を下した。党は市長の発言を「重大なもの」と位置付け、その発言が党の価値観と合致しないと判断した。
 エステヴァス市長は自身のSNS上で「誰かを怒らせる意図はなかったし、ましてや女性を攻撃するつもりも毛頭なかった」とし、「専門用語である「『卵管結さく(不妊手術の一種)』を『去勢』と言い間違えたことは認識しているが、話すべき課題は家族計画であったのだ」と語り、差別的な意図はなく、言葉の使用に配慮が足らなかったことを謝罪した。

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