【14日の市況】Ibovespaは1%以上上昇し4日連続で高値引け、ドルは4.90レアルを割り込む=米国の金利が維持されるとの見方からニューヨークもプラスに転じて追い風に

 世界市場が楽観的だったこの日、Ibovespaは外国の株式市場のパフォーマンスに追随し、4セッション連続の上昇を記録した。同指数の最重要銘柄であるヴァーレ(VALE3)とペトロブラス(PETR4)は、木曜日の上昇に大きく貢献した。鉱山会社の株価は4%以上、石油会社の株価は約3%上昇し、国際市場のコモディティが追い風となった。
 「ブラジルの株式市場はコモディティ企業に非常に敏感だ。原材料が好調なときは、その動きに追随する傾向があります」と、イベスト・コンサルトリアの投資スペシャリスト、Juan Espinhelは説明する。
 今日の上昇で、9月のIbovespaはすでに3.15%上昇し、8月の下落の一部を回復した。先月、同指数は5%以上の損失を計上し、ブラジル株式市場史上最悪の連敗となっていた。
 「8月には強い調整があり、株式市場は非常にへこみました」とEspinhelは言う。
 イボベスパ指数は1.03%高の119,391ポイントで取引を終えた。B3のデータによると、この日の取引高は239億3000万レアルだった。
 商業ドルは2週間ぶりに4.90レアルを下回って引けた。米国通貨は月曜日、買いで4.872レアル、売りで4.873レアルで取引を終えた。
 今日のセッションではレアルに対して弱くなったものの、外国ではドルが主要通貨に対して上昇する一日となった。例えばユーロは、対米通貨で昨年3月以来の安値を記録した。
 この動きは、欧州中央銀行が金利を4.25%から4.5%へと10回連続で引き上げた後のことだった。しかし投資家は、旧大陸の金融引き締めサイクルが終焉を迎えたことに期待を寄せている。
 米国の主要株価指数はこの日の指標に好反応を示した。ダウ平均は0.96%高の34,907ポイント、S&P500種指数は0.84%高の4,505ポイント、ナスダック指数は0.81%高の13,926ポイントとなった。
 米国の生産者インフレは予想を下回ったが、米国の小売売上高はコンセンサスを上回り、サプライズとなった。
 CMEグループの金利モニターによると、97%の市場関係者が来週の米連邦準備制度理事会(FRB)で金利が維持されると予想している。
 「理論的には、新たな利上げはなく、むしろ長い金利安定期間が続くと考えられます」とEspinhel。彼によれば、アメリカのイールドカーブは値付けが甘いため、修正する余地があるという。
 「アメリカ市場がイールドカーブに熱狂し、それを見誤ったのは今に始まったことではない。 アメリカ人はインフレ・サイクルの値付けに苦労している」
 今日、アメリカのイールド・カーブが新たに上昇しても、ブラジルのDIは安定に近い水準で引けた。

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