現金輸送車の襲撃相次ぐ=爆発物と50口径銃使い強奪

爆破で屋根が吹き飛んだ現金輸送車(12日付テラサイトの記事の一部)
爆破で屋根が吹き飛んだ現金輸送車(12日付テラサイトの記事の一部)

 サンパウロ州内陸部リメイラ市を通るアニャンゲイラ街道で11日の夜、50口径銃と爆発物を持ったギャングが現金輸送車を襲撃・爆破し、2人の警備員が飛び散った破片により負傷した。サンパウロ州市警によると、犯人らは240万レアル(約7200万円)を奪って逃げた。
 同地域で貴重品輸送車両に対する襲撃事件はここ4カ月間で3件目となった。12日朝、犯行に使用したと見られる車両が爆発物と共に見つかったが、犯人は見つかっていない。12日付テラサイト(1)などが報じている。
 現金輸送車は幹線道路の137キロメートル地点で、2台の車両に乗っていたギャングにより襲撃された。犯人らはまず現金輸送車のフロントガラスに発砲、運転手に停車を強要した。
 総合捜査本部(DIG)のレオナルド・ブルジェル署長によれば、銃弾は現金輸送車の装甲版を貫通し、2人の警備員が破片で負傷した。彼らは同市の医療機関で治療を受けたが、大事には至っていない。
 犯人らは爆発物を使用して、現金袋が入った金庫を吹き飛ばして無理矢理開けた。爆発により現金輸送車の屋根が吹き飛ばされた。
 強盗はその後、農村地帯のタトゥ地区に向かって逃走。彼らが犯行に使用した三菱車がサトウキビ畑に放置されているのが発見された。車内には爆発物と50口径の弾薬があり、車両の後部窓は防弾加工が施され、銃器を射撃するための開口部があった。
 軍隊では50口径弾は、貫通力の高さから薄い装甲の対戦車用途で有効と見られ、障害物ごしに敵兵を殺傷するという使い方もされる。長距離の弾道性が優れており、1キロを超える超長距離射撃等で用いられる。対人用としては威力が高すぎ、この弾薬で狙撃された兵士の遺体は激しく損壊すると言われ、ハーグ陸戦条約違反ではとの意見まである。
 同事件は交通量の多い時間帯に発生し、幹線道路が部分的に封鎖され、4キロに渡る渋滞が発生した。同地域はピラシカバ市とリメイラ市の間に位置し、複数の現金輸送会社が拠点を置いており、ギャングによる同様の襲撃は3件目となった。

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