WUBと名桜大が覚書締結=国際産学連携協力に関して

「国際産学連携協力に関する覚書」締結で握手を交わす砂川学長(左)と佐久田会長

 ブラジル沖縄県人移民115周年記念式典出席のためにブラジルを訪れていたWUB(ワールドウチナーンチュビジネス)ネットワークの佐久田トニー会長と、公立大学法人名桜大学の砂川(すながわ)昌範学長との間で「国際産学連携協力に関する覚書」の締結式が、4日午後5時からサンパウロ市リベルダーデ区の愛知県人会館で行われた。
 昨年4月から中南米の語学を含めた沖縄県人移民等に関する研究科目を取り入れている名桜大では、ブラジルにも留学生を派遣している。そうした中、WUBのネットワークを通じて中南米へのインターン(実習)制度等を実施することが今回の締結の主な目的だという。
 具体的には、WUBが推薦した各国の研修生に対して名桜大で日本語教育を行ったり、宿泊施設を提供すること。また、名桜大から派遣されたインターン研修生等を海外のWUB関係者が生活支援を行うことなどが盛り込まれている。
 砂川学長は「(名桜大では)移民研究科目を設置したことで中南米の歴史、社会、語学などを学習させていますが、留学だけでなく、WUBを通じた各国企業での実践的なインターンシップができることを望んでいます」と期待を込める。
 WUBの佐久田会長は「次世代の人たちを育てていくことが大切で、学生たちを交互に派遣するには送る側と受け入れ側の双方がしっかりしていることが重要。WUBのネットワークを通じて物事に感謝できる人材を育てることができれば」と意気込みを見せていた。
 なお、締結を前にした同日午後3時からはWUBによる「リージョナル・ギャザリング・イン・ブラジル(ブラジルでの地域集会)」も行われ、佐久田会長をはじめ、WUBブラジルの知花ルイ会長、ラテンアメリカ副会長の比嘉エドワルド氏のほか、ハワイ、台湾、東京、ペルー、ボリビア等のWUB関係者約30人が出席した。
 集会では、WUBの新ロゴマークが紹介されたほか、言語の違いによるコミュニケーション不足の問題も取り上げられ、各国間でのデータベースの作成やビジネス実現に向けた早期の金融委員会の立ち上げなども提案された。

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