アルジャー花祭りが開催中=第30回で真珠婚をテーマに

左から窪田副領事、マキタ会長、ルイス・アントニオ・カマルゴ同市長夫妻

 汎ズットラ花卉生産者協会(ALFORD、ツトム・マキタ会長)の「第30回アルジャー花祭り」が、サンパウロ州アルジャー市のアフロード展示会場(Avenida PL do Brasil, s/ nº, PL, Arujá, SP)で先週末から開催されている。今後の開催日は26~27日、9月2~3日。開場時間は午前8時半~午後6時。同花祭りには毎年約4万人が訪れる。
 今年のテーマは第30回の節目に合わせ、結婚30周年を祝う際に用いられる「真珠婚(Bodas de Pérola)」となった。
 展示パビリオンは今回を機に改装され、屋根を取り外した解放空間になった。
 過去に開催された花祭りの写真をズラリと展示した30メートルの「タイムトンネル」では、この30年間を振り返ることができる。
 19日には開会式が行われ、挨拶に立ったサンパウロ州観光局長のロベルト・デ・ルセナ氏は「私はこの町出身で、30年間ずっとこのイベントを見てきた。イベントを育ててくれたズットラ花卉生産者の皆さんに感謝。このイベントは農業、観光、文化の合流点となっている」と称賛した。
 在サンパウロ総領事館の窪田里帆副領事も「アルジャー市では日系人が多く住み、農業だけでなく商業、医療、学術など多くの分野で貢献してきた」と述べ、飯星ワルテル元連邦下議も農業ビジネスへの日系人の貢献を強調した。
 マキタ会長は、協力者の中でも特にマルコス・ダマジオ州議に感謝の言葉を述べ、「30年前に小さなグループが先導してこのイベントを始めた。彼らの先見の明は素晴らしい」と前置きし、さらに「何百もの美しい蘭の苔玉で特別な空間を丹念に作り、飾ってくれた若者グループや、日本移民115周年と第30回という特別な節目に献身してくれた妻や母親にも感謝したい」と謝辞を述べた。

第30回アルジャー花祭りの入口

 直売会場では胡蝶蘭、シンビジューム、デンドロビウムなどの蘭類や、ベゴニア、紫陽花、シクラメンなど様々な花卉類、園芸用品が販売されている。20以上の日本食等の売店に加え、舞台では日系歌手や太鼓、踊りなどのショーが行われる。
 入場料は36レアル、60歳以上と学生は半額。
 チケット購入はサイト(https://www.sympla.com.br/evento/30-expo-aflord-2023-aruja-sp/1990924)から。イベント詳細はサイト(www.aflord.com.br)を参照。問合せは、同会(電話11・4655・3006/4227)まで。

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