南大河州でピンク・コカイン押収=『バービー』人気にあやかって?!

「ピンク・コカイン」を解説するサンタモニカ病院サイトの専門医ページ(https://hospitalsantamonica.com.br/cocaina-rosa-conheca-os-efeitos-do-po-rosa/)
「ピンク・コカイン」を解説するサンタモニカ病院サイトの専門医ページ(https://hospitalsantamonica.com.br/cocaina-rosa-conheca-os-efeitos-do-po-rosa/)

 7月に米国で公開されて世界的な大ヒットを記録する実写版映画『バービー』のおかげで、世界的なピンク塗料不足に陥るぐらいの影響が出ている中、ここブラジルではそれにあやかったかどうか知らないが、強力な幻覚作用をもたらす高価な「ピンク・コカイン」が発見されて話題を呼んでいる。
 ブラジル最南部ポルト・アレグレ大都市圏のサンセバスチアン・ド・カイで10日、住宅の中庭に埋められたタンクの中に「ピンク・コカイン」を市警が発見したと14日付のテラ・サイトなど(1)(2)が報じている。犯罪歴のある男2人が現行犯で逮捕された。
 サンタモニカ病院サイトの専門医解説によれば「ピンク・コカイン」は通称。合成物質であるため成分はコカインと異なる。正式名は2―CBや2―ジメトキシベンズアルデヒドだ。「ヴィーナス」「エロックス」「ネクサス」とも呼ばれ、高価さゆえに「上流社会の麻薬」とも呼ばれる。値段の関係で伯国では今まで一般的ではなく、富裕層に限定されていた。
 同テラ・サイト記事によれば、麻薬取締課のガブリエル・ボルジェス刑事は「南大河州内でこれまでにピンク・コカインの押収例はない」とする。警察は出所と流入経路を捜査中。「どこから持ち込まれたか、まだ他にもまだあるのか、試作だったのか。これらすべての疑問が捜査の焦点だ」と彼は述べ、「普通のコカインより強力だ。幻覚作用もあり、MDMA(幻覚剤の一種)よりもはるかに強い効果がある」と説明した。
 警察によると、違法薬物が発見された敷地内には薬物精製のための研究室があり、2カ月の捜査を経て見つけ出された。同施設では、さまざまな種類の違法薬物が精製され、州内流通させるための準備が行われていた。
 警察は一人の男が敷地内から出てきたところを取り押さえた。男の車からは大量のクラッキ(コカインの一種)や大麻など100キロを超える違法薬物が押収された。また敷地内には、麻薬の化学処理の担当者とみられる男もいた。薬物の他にも、化学薬品や化合物、はかり、油圧プレス、美容製品、麻薬精製に使用する薬品も押収された。

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