ポケモンバトル世界大会でブラジル人活躍=3人のガブリエルが快挙を達成

優勝したガブリエル・フェルナンデス君(右から2人目)と準優勝のガブリエル・トレス君(左から3人目)(14日付テラ・サイトの記事の一部)
優勝したガブリエル・フェルナンデス君(右から2人目)と準優勝のガブリエル・トレス君(左から3人目)(14日付テラ・サイトの記事の一部)

 人気ゲーム「ポケットモンスター」のポケモンバトル世界王者を決める「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」が11日から13日まで、日本で開催された。最終日には「ポケモンカードゲーム部門」の決勝戦が行われ、シニアカテゴリーではブラジル人のガブリエル・フェルナンデス君が優勝を果たした。14日付テラ・サイト「ゲームオン」(1)が報じている。
 毎年北米で行われてきた同大会だが18回目の今年は初めて、ピカチュウの故郷日本で開催。会場の「パシフィコ横浜(横浜市)」には世界各国の予選を勝ち抜いた選手が集結した。合計50カ国、2千人を超えるプレイヤーが参加し、ブラジルからも100人弱が四つのカテゴリーで出場し、激戦を繰り広げた。
 これはトランプのようなカードゲームで、お互いに60枚のポケモンカードを用意して、得意なモンスターのカードを中心に、エネルギーのカードを付けることでワザが使えるようになる。ワザには点数があり、交互に攻撃を繰り返すことで勝敗を決める。
 大会最終日の13日には、ブラジル人選手2人が「ポケモンカードゲーム部門」の決勝に進出した。11歳のガブリエル・ボルジェス・トレスくんはジュニアカテゴリー(11年以降に生まれた参加者)で台湾の選手に敗れたものの大健闘し、準優勝のタイトルを獲得した。一方、13歳のガブリエル・フェルナンデス君はシニアカテゴリー(07年から10年に生まれた参加者)でオランダ人選手を破り、見事栄冠に輝いた。
 大会の最も「高貴」なカテゴリーとされるVGC(ビデオゲームチャンピオンシップ)ではブラジル人のベテラン選手、ガブリエル・アガチ氏がマスターズ・カテゴリーでトップ50に入った。
 他部門でも一部のブラジル人選手が上位に入り、総合的に見るとブラジルは04年の大会開始以来、最高の成績を達成した。メダル獲得数は日本とアメリカに次ぐ第3位となった。
 次回大会はハワイで開催することが決まっている。選手たちは来年の決戦の地向けて、すでに準備を始めている。

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