忍者専門家3人が来伯講演=ジャパンハウス、21日

 サンパウロ市の日本文化広報施設「ジャパンハウス」は21日午後3時から午後4時半、日本の地方文化魅力発信企画の一環として、三重県の忍者文化セミナー「忍者の実像と虚像」を同施設(Av. Paulista, 52 – Bela Vista)にて開催する。三重県、三重大学共催。参加費無料だが、開始30分前に会場にて整理券を受け取る必要がある。
 三重大学は世界で唯一の忍者・忍術学の修士課程を持つ大学。セミナーには同大学の山田雄司教授(三重大学教授兼同大学国際忍者研究センター副センター長)、吉丸雄哉人文学部教授、川上仁一氏(大学社会連携研究センター特任教授、日本忍者協議会顧問、甲賀流伴党21代目宗家)が参加する。
 セミナーではアニメや漫画、映画で描かれてきた忍者の「虚像」と実際の忍者の社会的な地位や仕事内容などの「実像」について、山田教授が「忍者の実像」、吉丸教授が「忍びから忍者へ」と題して講演を行い、川上氏が「忍術入門」をテーマに実演付きで講演を行う。
 同セミナーは三重県とサンパウロ州の姉妹都市提携50周年及び三重県ブラジル移民110周年の記念の一環として行われる。
 また、ブラジル日本文化福祉協会が管理するサンパウロ市イビラプエラ公園内日本館では、展示会「忍者展~忍者のふるさと三重~」が8月末まで行われている。
 同展示会では三重県伊賀流忍者博物館のパネル、映像、忍者の衣装、武器、装備などを展示。対象年齢5~12歳の忍者体験会を土、日曜日午前11時、午後1時、午後3時に行っている。

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