母親と継母が12歳の息子を虐待=暴行して熱したスプーン押し当てる

少年の打撲傷と火傷による水ぶくれ(10日付テラサイトの記事の一部)
少年の打撲傷と火傷による水ぶくれ(10日付テラサイトの記事の一部)

 ゴイアス州南西部リオ・ベルデ市で12歳の少年が飴を買うために母親の財布から小銭を盗った後、母親とそのパートナーである継母から暴行を加えられた上、熱したスプーンで手に火傷を追わされた。児童虐待の疑いがあるとみて市警が捜査していると8日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
 事件が発覚したのは児童相談所に寄せられた匿名の告発からだった。7日、カウンセラーが現場に到着すると、体に打撲傷、手には水ぶくれのある少年を発見し、すぐに緊急医療施設(UPA)に搬送された。診察した医師によると、少年は右手に1カ所、左手に2カ所の火傷を負っていた。
 少年によると、彼が飴を買うために母親の金を隠して持ち出し、それに気づいた母親が怒り、ナイフを持って追いかけてきたとのこと。少年は道路に逃げ出したがすぐに家に連れ戻され、母親に木片で殴られ、継母にも平手打ちを受けたと。
 その挙句に母親がコンロで熱したスプーンで彼の手に火傷をおわせた。その際、継母が少年を抑えつけて暴行するのを助けたという。母親は12歳の息子の「間違いを正す」目的で暴行を加えたことを認めている。
 家には10歳の弟もいたが、幸いにも怪我はないとのとこ。少年は保護施設(CAT)に送られた。2人の容疑者は傷害罪に問われる可能性が高いと報じられている。

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