北川朗久氏の追悼公演5日=佐賀県人会で法要と歌で

2019年8月の『花の歌謡祭』で熱唱した北川朗久さん

 2020年1月3日に逝去した北川朗久氏の追悼公演が有志により5日15時から、サンパウロ市アクリマソン区の佐賀県人会館(Rua Pandiá Calógeras, 108)で開催される。北川氏はブラジル日本アマチュア歌謡連盟(Instituto NAK do Brasil=INB)の初代会長で、亡くなった当時は名誉会長だった。
 北川氏はINB主催でカラオケ大会を開き、優勝者を日本に派遣するなど日伯文化交流にも尽力。日系福祉施設の寄付を募る支援歌謡祭も行ってきた。現在日本でブラジル人演歌歌手として活躍するエドアルドは教え子だ。
 5日は最初に南米別院西本願寺の清水円了師により、仏式法要が行われる。続いて、北川氏と生前親しく交流のあった人々が故人との思い出を語る場が設けられる。
 最後に、北川氏と縁のあるコロニア歌手10数人が故人作曲の作品を追悼歌唱する。
 主催者の一人、藤瀬圭子さんは「北川さんが亡くなられた2020年から約3年間、自粛生活で全てが中止され、その間大勢の大切な方々を亡くしました。今回の追悼公演会をきっかけに、再び新企画で舞台公演が開催できればと願っております。お忙しい事とは思いますが、ご参列頂ければ光栄に存じます」と呼びかけている。

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