リオ市=超加工食品の提供・販売禁ず=学校での給食や軽食に規制

自然な材料または最低限の加工を施した食品を材料とした給食を食す子供(Alexandre Macieira/ Prefeitura do Rio)
自然な材料または最低限の加工を施した食品を材料とした給食を食す子供(Alexandre Macieira/ Prefeitura do Rio)

 リオ市のエドゥアルド・パエス市長が12日、リオ市内の学校の食堂などで超加工食品を提供・販売することを禁ずる条例を裁可したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
 超加工食品とは、防腐剤や着色剤などの工業用物質に加え、塩分や糖分、脂肪分を過剰に添加した食品を指す。同条例の目標は、子供達により健康的な食品を提供し、子供の肥満を防ぐことだ。
 学校内で提供・販売することが禁じられたのはビスケット、工場で大量生産されたアイスクリーム、アメやそれに類するもの、砂糖を加えて加工したシリアルやシリアルバー、ケーキ、インスタントスープ、炭酸飲料やネクター、粉末ジュースなどの加糖飲料、砂糖や香料を加えたヨーグルトや乳酸菌飲料、冷凍食品、加水処理した植物油脂や砂糖などの製菓材料などとなっている。
 この条例では、各々の学校がメニューや販売品目を調整するための期間として180日間を定めており、この期間を過ぎた後もこれらの品物を提供・販売している学校には違反通達を行う。通達から10日を過ぎても改善されない場合は警告を発し、それでも改善されない場合は、1日1500レアルの罰金を科すという。
 条例を守っているか否かの監視は、市保健局傘下の衛生監視、人獣共通感染症監視および農業検査研究所が担当する。

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