外国人観光客=1~5月は297万人=昨年同期比で108%増加

観光省が1~5月にブラジルを訪れた外国人観光客は297万人で、昨年同期を108%上回ったと発表したと9日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。5月の場合は29・23万人で、昨年同月比で44・5%増えている。
外国人観光客を出身国別に見ると、アルゼンチン124万人、米国27・11万人、パラグアイ21・51万人、チリ19・78万人、ウルグアイ18・49万人と続く。上位3カ国だけでほぼ半数に達した。また、主な訪問地(州)は、パラナ、リオ、リオ・グランデ・ド・スル、サンタカタリーナ、サンパウロとなっている。
ダニエラ・カルネイロ観光相は、外国人観光客の数が新記録を更新したのは、連邦政府による様々な政策で生じた変化の結果だと評価。世界各国との関係改善や持続可能性や環境保護を前面に出した政策による国際的なイメージ向上などが、外国人観光客を引き付けているのだという。同相は、ブラジルは有望な目的地として選ばれるようになり、世界中からの訪問者にユニークで忘れられない体験を提供できるようになったとしている。
観光業が盛んになったことを示すのは外国人観光客の数だけではない。同相によると、外国人観光客が今年最初の5カ月間にブラジルで費やした金額は27億2100万米ドル(約130億レアル)で、昨年同期を35・9%上回っている。
外国人観光客が5月に国内で費やした額は5・67億米ドルで、5月としての新記録を更新した。昨年5月は3・73億米ドルだった。