ネイマール=1600万レの罰金=人工池造成と差し止め違反で

差し止められた人工池に入り、罰金額を上乗せされたネイマール(3日付G1サイトの記事の一部)
差し止められた人工池に入り、罰金額を上乗せされたネイマール(3日付G1サイトの記事の一部)

 【既報関連】リオ州マンガラチバのコンドミニオ「アエロ・ルラル」に人工池を造り、環境法違反などに問われていたネイマールが罰金1600万レアルを言い渡されたと3日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
 問題の池は1千平米の広さで、ジェネシス・エコシステマス社に委託して、1万平米超もあるコンドミニオ内に造っていたもの。6月22日に市環境局職員や専門家4人と警察が現地を視察。違反行為が確認され、工事や池の使用を差し止めたが、友人を招いたフェスタの様子やネイマールが人工池に入っていたことを示す写真がSNSに掲載された。
 罰金を言い渡したのは同市検察局のジュラシアラ・ソウザ・メンデス・ダ・シルヴァ氏で、46ページに及ぶ環境局の報告書に基づき、各罪状について罰金を科した。
 具体的には、環境許可を得ずに工事を行ったことに伴う罰金1千万レアル、海岸の砂を無許可で持ち込んだことで500万レアル、許可もなく原生林を伐採したことで1万レアル、工事と池の使用を禁じられたのに従わなかったことで100万レアルとなっている。
 環境局の検査報告書には、生物学者2名、林業技師、衛生林業技師、化学技師、海洋学者各1名が署名した。
 ネイマールは20日以内に市検察局か一般の裁判所に上告することができるが、環境局は検察、市警、環境警察その他の環境監視機関に訴えており、判決の無効化は困難なようだ。言い渡された罰金額も、環境局が考えていた500万レアルを大幅に上回っている。

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