ネイマールがリオの別荘に人工池、環境破壊で市が建設差し止め=激怒の父、市職員と口論であわや逮捕寸前に

 ネイマールがリオ州マンガラチーバ市内にある自身の邸宅に、リゾート海岸風の人工池を建設しようとしていたが、22日に市環境局から差し止めにあった。これを巡り、市の職員とネイマールの父親との間で一悶着が起きた。22日付UOLサイトなどが報じている。
 人工池の広さは1千平米以上あり、ネイマールがコンドミニオ「アエロ・ルラル」にある別荘の敷地内に作ろうとしていた。人工池建設はジェネシス・エコシステマスという企業に業務委託して、10日ほどで施工する予定だった。人工池の周囲には、ヤシの木や飲食品を売るキオスクなどが置かれ、リゾート風になる予定だった。
 ネイマール側は23日にオープンしようとしていたが、原生林の伐採や許可も得ずに川の水を引き、海岸の砂を運んで行った造成工事は「環境破壊行為」との訴えが起こり、22日にマンガラチーバ市と市警が現地を査察し、工事の差し止めを命じた。
 査察の際、ネイマールの父親であるネイマール・ダ・シウヴァ・サントス氏が現場に居合わせたが、市側の行為が寝耳に水だったため驚き、市職員とその場で激しい口論を繰り広げた。一時は逮捕命令まで出たが、周囲からなだめられ、対話する姿勢に戻ったため、逮捕を免れた。

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