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寄稿=在伯青森県人会の先没者追悼法要を終えて=サンパウロ=コッペデひろみ副会長

会長挨拶
会長挨拶

 5月21日午前10時、サンパウロ市内にある在伯青森県人会(澁川宏会長)会館で先没者追悼法要が行われた。
 過去にも同県人会単独で法要を行った事はあるが、今回はコロナ渦中に逝去した会員たち、創立者達や先人達への追悼の意を捧げると共に、会員だけではなく、青森県に縁がある人たちも参加ができるよう新聞や同県人会のフェイスブックページなどSNSで呼びかけ、当日来れない人たちや遠方に住む人たちのために、故人の名前を読み上げてもらうようにし、法要の様子が見れるよう、同会館からライブ配信を行った。
 サンパウロ州以外の他の州や日本から配信を見てくれた方達からは、遠い地にいても直ぐそこにいる気持ちになれて、有り難かったと感想をいただいた。
 法要は曹洞宗南アメリカ国際布教総監部総監、ブラジル仏教連合会会長、曹洞宗両大本山南米別院佛心寺住職の清野暢邦(青森県、54歳)により、厳かな雰囲気の中、執り行われた。

「水聚(あつま)りて海となる」

 法要を終えて清野総監から、「青森県人会館のすぐ近くに所在する曹洞宗両大本山南米別院佛心寺に青森県出身の私が赴任していて、この度、同郷の物故者追善供養法会を厳修できましたことは誠に感慨深いです。日本から地球上で最も遠い場所であるブラジル連邦共和国にて『青森』という紐帯をはっきりと認識できました。諸先輩方が大切に育んできたこの御縁を受け継ぎ、護り、伝えてゆきたいと切に願うところです」と、感想をいただいた。
 出席者の中には、故郷青森県からブラジルへ来た清野総監に会えた事を大変有り難み、移民当時を懐かしみながらお話をしてくださった会員の女性もいた。
 ほかにも「故郷に帰って両親や兄弟と、逢えた様な気持ちになった。(永沢栄美子、青森県、85歳)」、「子や孫、ひ孫にご先祖様の事や、法要の仕方を教える良い機会になった。とても大事な事。(ペドロ・イリツ、76歳)」とご家族で出席された方や、「先人の方々に感謝するとともに、今後の活動再開を願う有意義な機会となった(川守田一省、青森県むつ市、59歳)」と感想をくださった方もいた。
 配信を見てくれた人の中には、「青森県出身の祖父母は内陸のカンポ・グランデに長く住んでいたため残念ながら貴県人会とのお付き合いはなかったけれど、同じ曹洞宗でしたので、供養できたことにきっと喜んでくれてると思います。(山崎幸人、南麻州カンポ・グランデ出身、40歳)」と現在住んでいる日本から感想をくれる人もいた。
 このようにブラジルと日本、遠いけれどオンラインを通して身近に感じるようになったとわかった事は県人会としても良かったと思う。
 在伯青森県人会は来年2024年10月に創立70周年を迎える。
 今回の呼びかけをきっかけに、ブラジルと日本で在伯青森県人会の知名度をあげ、青森県やブラジルに興味を持ってくれる人が増えてくれる事、会員の子孫達も同県人会の活動に興味を持ち、協力してくれる事を願い、先人の方々に感謝するとともに、私達は活動をさらに大きくしていきたいと思っている。

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