【ブラジル日本移民115周年記念特集】多様性こそがこの国の発展の推進力=日伯文化連盟会長 吉田エドアルド

吉田エドアルド

 今年ブラジルではブラジル日本移民115周年の祝いの年です。当日伯文化連盟(アリアンサ)はそのことにつき、次のように思いを馳せます。
 ブラジルを新たな故郷として選んだ先人たちが数々の困難を乗り越え、積み重ねてきた成果を振り返ると、深い感謝と尊敬の気持ちが込み上げてきます。彼らは様々な挑戦に直面し、乗り越え、新たな大地に根を張り、日本の文化の灯を保ちながらも、ブラジルの文化の中で生活してきました。
 模範的な労働倫理や、伝統の尊重など、長い歴史に基づく日本の豊かなレガシーはブラジルに測り知れない貢献をしてきました。日本の料理、芸術、伝統、価値観がブラジルの文化と絡み合い、豊かな融合を生み出してきました。
 ブラジル日本移民115周年を祝うことによって、ブラジルの多様性こそがこの国の発展の推進力となり国家をより強くするものだと考えさせられます。新しい生活を始めるためにこの地を選んだ多くの移民たちの勇気と決意と貢献の歴史を称え、ともに祝いましょう。
 日本、ブラジル間の友好と協力の絆が益々強まることを記念します。
 皆様、ブラジル日本移民115周年、誠におめでとうございます。

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