コロンビア=行方不明の子供4人救出=13歳の長女が兄弟支える

救出された子供達と捜索隊(©Forcas Militares da Colombia)
救出された子供達と捜索隊(©Forcas Militares da Colombia)

 【既報関連】5月1日にコロンビア領内のアマゾンで起きた小型機墜落事故後、行方不明となっていた子供達4人が9日に無事救助され、ボゴタの病院で回復過程にあると10日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)(5)(6)が報じた。
 上の子供二人の母親を含む大人3人と子供4人を乗せたセスナ機は、現地時間5月1日朝6時42分にアララクアラを発ち、サンホセ・デル・グアビアレに向かったが、7時44分にエンジン不調を訴える通信後、音信不通となった。
 事故発生を受け、軍は捜索隊を組織。先住民達と共に捜索活動を行う中、5月15日には子供がかじったらしき果物や哺乳瓶が見つかり、16日には小型機の機体と大人3人の遺体、枝や石で作った仮小屋も見つかった。
 だが、その後は情報がなく、捜索が続いていた。状況が動いたのは9日で、13歳の長女レスリー・ムルトゥイさんと9歳、発見までの間に1歳の誕生日を迎えた女児達と9歳の男児が救助された。
 捜索隊は子供達がいた場所から20メートル程のところを数回通過していたといい、密生する樹木のために空中で待機するヘリコプターから降ろしたロープを使って救出された子供達は大きな怪我もなく、首都の軍病院で回復のための治療・観察下に置かれている。
 下の子供二人の父親のマヌエル・ラノケ氏がレスリーさんから聞いたこととして語ったところによると、上の子供達の母親マグラレナ・ムクトゥイ氏は事故後、4日間生存していたが、亡くなる前、助けを求めるよう、長女に指示したという。
 レスリーさんは普段から弟や妹の面倒を見ることに慣れていた。12日付G1サイトなど(7)(8)(9)(10)によると、祖父母や叔母達は、彼女は戦士としての天性を備え、利発で、40日に及ぶ捜索期間中を持ちこたえた鍵は彼女の経験の賜物だったと評価。子供達は墜落機にあったマンジョッカ(キャサバ)粉や果物を食べながら、40日間を過ごし、炭酸飲料の瓶に汲んだ川の水を持ち歩いていた。レスリーさんは墜落機を離れる際、食料やタオル、懐中電灯、携帯電話などを携行していたという。
 なお、子供達は救助されたが、捜索隊に同伴し、子供達と遊んだとも言われる犬のウイルソンは7日から行方不明となっており、軍が捜索を続けている。

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