邦人短期滞在者=東洋街でひったくり被害

 在サンパウロ日本国総領事館の安全情報によると、5月20日午後6時15分頃、サンパウロ市リベルダーデ区バロン・デ・イグアペ街(165~197番地付近)の交差点で日本人の短期滞在者が携帯電話(スマートフォン)をひったくられ、クレジットカード不正利用の被害に遭った。
 被害者は、友人と2人で地下鉄リベルダーデ駅からガルボン・ブエノ街を徒歩で移動し、前述地点で信号待ちをしながら携帯電話で位置情報を確認していた。そうしたところ、バロン・デ・イグアペ街をリベルダーデ通り方向から下ってきた自転車の賊(半袖Tシャツに短パンの青年風)に、ロック解除した状態で手に持っていた携帯電話をひったくられた。賊はそのままバロン・デ・イグアペ街を猛スピードで下って逃走。その後、携帯端末に登録していたクレジットカードの複数回にわたる不正利用が確認された。
 人的被害はなし。被害品は携帯電話(iPhone)と、クレジットカード不正利用による数万円。
 総領事館では、スマートフォンを狙った窃盗被害が多発しているとして屋外での使用はできる限り避け、必要な場合は付近の建物内に入って使用すること。賊はどこからどのような形で現れるか分からないため、周囲の状況をよく確認し、警戒を怠らないように気を付けること。特に、暗くなってから人通りの少ない場所を移動する際は出来るだけ車両を利用することなど、被害に巻き込まれないよう注意を呼びかけている。

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