スマホ盗難で怒りの発言は人種差別?=ラナ・デル・レイのドラマー

 現在、ブラジルで公演中の世界的人気アーティストのドラマーが携帯電話の盗難被害に遭い、そのことに憤慨してSNSに書いたコメントがブラジル人に対する人種差別と判断され、警察の捜査を受けた。5月31日付メトロポレス(1)などが報じている。
 携帯電話の盗難被害にあったのはウィル・ウィットニー氏で、米国の国際的女性人気歌手のラナ・デル・レイのドラマーとしてブラジルを訪れていた。同氏は5月28日、公演先のリオ市で、バイクに乗って接近した窃盗犯により、手にしていた携帯電話を奪われた。
 ウィル氏はインスタグラムでこの件について書いた際、「この国はクソだ。コンサートを聴くに値しない。すぐに帰国したい」と書き込んだ。
 この発言が「人種差別だ」として炎上。ウィル氏は5月31日に「頭に血が上っていた」と謝罪した。だが、リオ市警の人種差別課がこれを問題視し、ウィル氏に対する捜査を行った。
 ラナ・デル・レイは3日、サンパウロ市で開催されるイベント、MITAフェスティバルでトリを務める。

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