同性愛婚承認から10年=年間の婚姻数は約4倍に
ブラジルで同性同士の結婚が認められるようになって10年が経ったが、その間に1年あたりの同性愛婚の件数が4倍に増えたと、17日付G1サイト(1)が報じている。
2013年5月17日に国家司法審議会が全国の登記所に同性愛婚に応じるように義務付けてから、17日で10年が経過した。この日は国際反同性愛嫌悪の日でもある。
その間、2013年は3700件だった同性愛婚が、2022年にはほぼ1万3千件になり、その数は初年度の約4倍を記録するに至っている。
2023年は現時点で、男性同士の結婚が1800件、女性同士は2020件を記録している。
現状の法律では、同性婚では婚姻者は一方の姓を名乗ることが可能な他、保健プラン、遺族年金、離婚の際の慰謝料の受け取り、遺産相続などが可能となっている。
だが、伯国の同性愛婚は現時点では「最高裁が決めたもの」の段階で止まっており、憲法に明文化されたものとはなっていない。