サンパウロ州=9年ぶりに教員採用試験=15日から応募受付開始

 サンパウロ州が9年ぶりに教員の採用試験を行う。11日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
 11日に州が発表したところによると、州内全域の州立校3500校で1万5千人を採用する予定だという。給与は週40時間の人が5千レアル、25時間の人が3500レアルだという。
 サンパウロ州はこの9年間、新規の教員採用試験を行ってこなかった。そのため、昨年は、教員不足の問題に加え、新カリキュラムに対応できないなどの問題が生じていた。
 サンパウロ州は9年間、最長でも2年間の「一時採用」という形でのみ採用を行っていなかった。その結果、現在、州の教員21万6800人の内、44・6%にあたる9万6700人が一時採用教員となっている。
 採用試験は8月6日に行われ、希望者は15日から6月12日までの間に専用サイト「Vunesp」で登録を行う必要がある。試験は応募者が希望する担当科目に応じ、午前と午後の二つの時間帯に分けて行われる。
 試験は客観的テストと論述テストの2種類だが、各応募者にはビデオクラス形式での技術証明と、希望科目を教える資格を示す免許のタイトルの提出も求められている。

最新記事