デング熱=過去最悪の昨年を上回る感染者=サンパウロ市はじめ全国で死者が続々と

デング熱を媒介するネッタイシマカ(Arquivo/Agencia Brasil)
デング熱を媒介するネッタイシマカ(Arquivo/Agencia Brasil)

 4月12日付オ・グローボサイト(1)(2)などによれば、過去最多のデング熱死者数1016人を記録した2022年よりも、今年の感染者数は約50%増となっており、サンパウロ市でもさっそく最初の死者が確認される事態になった。昨年最初の3カ月の感染者数は33万5786件だったが、今年の同時期は49万6130件となっており、死者数にも確実に反映されている。
 サンパウロ市保健局が27日、1月に今年初のデング熱による死者が出ていたことが確認されたと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(3)(4)(5)(6)などが報じた。
 死亡したのは、カーザ・ヴェルデ/カショエイリーニャ地区在住で基礎疾患があった47歳の女性で、1月16日に発症、同24日に死亡したが、死因が確認されたのは27日だった。聖市では他にも11人、死因を確認中の死者がいる。
 保健省は、デング熱が死因と疑われる場合は、種々の検査結果や医師の診断書、感染学的な見解、死亡証明書などを分析して死因を確定するよう求めている。聖州や聖市では患者と接触のあった家族や知人への聞き取り調査なども行っている。
 聖市のデング熱患者は増加中で、1月の3677人に対し、3月は87%増となった。4月も20日現在で4664人が感染。発生率が高いのは、ヴィラ・ギリェルメやサンタナ(北部)、パリ、バラ・フンダ、ヴィラ・マリアだ。
 聖市保健局は今年、家庭訪問や空き家や戦略地点の監視、ボウフラ発生地の封鎖や薬剤散布などのデング熱対策を176万2069回実施。今月は患者が多いブラジランジア、ジャルジン・アンジェラ、ラポゾ・タヴァレス、サコマン、イタケラ、サンタセシリア中心に、幼虫駆除剤自動散布用トラップ2万個の設置を開始。既に半数以上が設置された。
 同州の感染者は12万5千人超、死者は94人に上る。26日付G1サイト(7)によれば、同日はサンタクルス・ド・リオ・パルド市保健局が、11~12日に59歳と62歳の男性が死亡、3人の死因を調査中と発表した。
 死者は他州でも出ており、27日付G1サイトなど(8)(9)(10)によれば、南大河州では27日、22日に死亡した10歳児を含む死者は15人と発表。サンタカタリーナ州でも26日、この1週間は1日1人の割で死者が出たと発表した。エスピリトサント州では、25日現在の死者が昨年の死者の6倍の40人に達している。
 25日付G1サイト(11)によれば、ミナス州は25日、24日現在の感染者は10万2537人、死者は49人と発表。感染者は1週間で1万4772人、死者も10人増え、死因確認中の人も109人いる。チクングニヤ熱患者も1万8494人が2万938人、死者も11人が14人に増加した。

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