コリンチャンス=クッカ監督が2試合で辞任=強姦嫌疑の騒動止まらず

 サッカーの名門、コリンチャンスのクッカ監督が26日、わずか2試合采配を振るっただけで辞任した。自身のかつての強姦嫌疑再燃と、それに伴う加熱した反対運動によるものだった。26日付グローボエスポルテ(1)などが報じている。
 クッカ氏は、2013年にアトレチコ・ミネイロを南米一に導くなどの実績を買われ、20日にコリンチャンスの監督に就任したばかりだが、その直後から、選手時代の1987年にスイスで犯したとされ、同国で有罪判決も受けた13歳の少女に対する強姦の嫌疑を蒸し返され、ファンから強い反対運動が起こっていた。
 26日には就任後2試合目となるブラジル杯の対レモ戦が本拠地イタケラで行われ、2―0で勝ち、前戦とのスコア合計同点(2―2)によるPK戦でも5―4で勝利し、コリンチャンスを決勝トーナメントに導いた。だが、その直後にクッカ氏は辞任を発表した。
 クッカ氏は辞任に関し、「妻や娘までが私の件でネット上で脅しを受けた」「夢にまで見たコリンチャンスでの初の本拠地戦だったが、その前の4日間は悪夢のような体験だった」と語り、騒動を悔やんだ。

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