稲門会3年ぶり定期総会=柔道石井さんら44人参加

参加した皆さん

 早稲田大学卒業生らによる同窓会「ブラジル稲門会」は11日、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となる定期総会を、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイ・パラセホテルで行った。会員ら44人が参加し、総会後の懇親会では校歌などを合唱し、親睦を深めた。
 開会に先立ち、コロナ禍の間に亡くなった横溝剛さん、鈴木正威さん、中山潔さん、道康二さん、桜井仁さんへ1分間の黙とうが捧げられた。
 開会挨拶に立った天野一郎会長は「ようやく総会を開催する事が出来、嬉しく思います」と述べ、総会開催に尽力した村信政幸幹事らへの感謝を語った。
 会計報告などが行われた後、慶應大学卒業生らによる同窓会「サンパウロ三田会」とのスポーツ対戦結果報告が行われた。ゴルフ1勝、野球1分けで今回のブラジル早慶戦の勝者は早稲田であることが告げられると、会場からは大きな拍手が起こった。例年実施されていたテニス戦は行われなかった。
 その後、栗田諭副会長により乾杯の音頭が取られ、懇親会へと移った。村信幹事と会員が演劇「人生劇場」を披露し、会場を盛り上げた。

 参加した石井千秋さん(82歳、栃木県出身、教育学部卒)さんは「この温かい雰囲気が好きだ。こういった形で人と繋がれることは素晴らしく有意義」と笑顔で語った。石井さんは1969年にブラジルに帰化し、72年ミュンヘン五輪男子93キロ級で銅メダルを獲得し、ブラジル柔道界に初の五輪メダルをもたらした人物として知られる。
 益岡八重子さん(71歳)は、夫の故・益岡豊さんが早大出身者。豊さんが亡くなった後も稲門会からは懇意に催しの連絡が届く。「早大と直接関係のない私でも、先輩達は招待してくださる。この和やかな感じが大好きです。今後も参加していきたいです」とほほ笑んだ。
 会の締めくくりに、早大伝統の応援歌「紺碧の空」と校歌を斉唱。出席者らは拳を突き上げ、力強く歌った。

最新記事