サンパウロ市CPTM12号線で人身事故=警備員2人がはねられ死傷
14日夜、サンパウロ市のCPTM12号線で、警備員2人が電車にはねられる事故が起き、1人が死亡、もう1人が重傷を負った。15日付フォーリャ(1)などが報じている。 事故が起きたのは14日21時半ごろで、サンパウロ市東部のCPTM12号線のタトゥアペー駅とエンジェニェイロ・グラール駅の間の路線を警備中だったヴァギネル・タヴァレスさん(48)とカルロス・エドゥアルド・ドス・サントスさん(52)が、接近した列車にはねられた。
カルロスさんがその場で即死。タヴァレスさんは背中などを負傷したが、意識はあり、移動式緊急医療サービス(SAMU)による対応後、救急病院に搬送された。
2人は下請け企業の社員で、訓練後に警備員として働いていた。事故が起きたのは次のグループとの入れ替えの時間帯で、線路の上を歩いて移動していたが、電車が近づいて来るのは見えも聞こえもしていなかったという。
CPTMは事故の後に遺憾の意を表明。カルロスさんを追悼する声明を出すとともに、事故の原因究明に努めることを約束した。