パラー州=親子4人が誘拐被害=17時間籠城も助かる
パラー州の州都ベレンで8日、女性と3人の子供を相手にした誘拐事件が発生。17時間に及ぶ籠城後、犯人は自首。被害者たちも無事だった。9日付G1サイト(1)などが報じている。
事件は8日19時ごろ、被害者となった26歳の女性が、3歳、7歳、10歳の子供と国道316号線沿いにあるショッピングセンターからの帰りにアプリのタクシーを呼んで夫に会いに行こうとしていた。
だが、彼女たちが車に乗ろうとした際、刃物を持った男が近づいてきて、車に乗り込もうとした。運転手はそれを阻止しようとしたが、切りつけられて車を飛び出し、助けを求めた。犯人はこの間に車に乗り込み、4人を人質にすると、車に立てこもった。
その後、9日未明に7歳と10歳の子供が開放され、後に3歳の子供も出された。犯人は9日正午に誘拐を諦め、自首した。
女性は犯人の持っていたナイフで腕を怪我しており、病院で手当てを受けた。
女性の母親の証言によると、犯人は車中で子供たちと喧嘩をし、「おじさんと呼べ」と強要したという。また犯人の家族によると、犯人は精神に障害を持っていたという。