ボルソナロ「お待たせ。15日に帰国」と長男=投稿するもすぐ削除

フラヴィオ氏のツイート(twitter)
フラヴィオ氏のツイート(twitter)

 ボルソナロ前大統領が15日に帰国する予定だと、前大統領長男フラヴィオ上議が語ったが、すぐに取り消した。7日付フォーリャ紙サイト(1)などが報じている。
 7日午前にフラヴィオ氏は、「お待たせしたが、今月15日に我らがジョニー・ブラボーがブラジルに帰国するぞ。早速、ブラジル国旗をぶら下げよう。共に力強く責任を持って野党として団結しよう。神、愛国心、家族」と書き込んだ。
 だが、その数分後に「先ほどの投稿だが、帰国便が15日で確定と思っていたのだが、まだ本決まりではないとのことだった」と、詫びの投稿を行った。ボルソナロ氏の帰国に関しては「追って本人が正式に行うだろう」としている。
 ボルソナロ氏は昨年12月30日に米国のフロリダ州に向かった後、そのまま滞在し続けている。公用ビザは1月末に切れ、その後は観光ビザに切り替えを申請しながら同地で過ごしている。
 7日付CNNブラジルの報道(2)によると、ボルソナロ氏の側近たちは、ブラジルに帰国するその日に、自由党(PL)の本部で、野党のリーダーになる宣言を行うことを期待しているという。
 その演説でボルソナロ氏が言及することが予想されているのは、数日前に浮上したばかりの、在任中に起きたサウジアラビアからの宝石の贈り物の疑惑に関しての弁護や、ルーラ政権の現状への批判だという。
 その一方で選挙高裁は、22年の大統領選の際にボルソナロ氏が犯したとする選挙違反での訴え16件に関しての審理を急ぎたがっている。同裁は、5月11日に定年退職が迫っているリカルド・レヴァンドウスキー判事が在籍のうちに裁判を進めることを希望していると報じられている。

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