にっぽん丸同船者会4月2日に=50周年記念、熟ク連で

案内に訪れた多田夫妻(左から邦治さん、康子さん)

 にっぽん丸50周年記念同船者会が、4月2日午前10時、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日系熟年クラブ連合会サロン(R. Dr. Siqueira Campos, 134)にて開催される。参加費70レアル。同会開催は5年ぶり。
 「最後の移民船」とも呼ばれる客船にっぽん丸は、1973年2月14日に日本を出港し、同年3月27日にサントス港へ着いた。285人が同船でブラジル移住したという。案内のため来社した多田邦治さんと妻の康子さんは「40周年までは10年毎に祝っていましたが、会員の高齢化もあり、いまは5年毎に祝っています。皆で楽しい時間を楽しみましょう」と参加を呼び掛けた。
 参加申し込み、問い合わせは多田邦治さん(電話11・4654・1525)または小池和夫さん(電話11・2268・3538)まで。

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 多田夫妻によれば、にっぽん丸は40日間の航海で、ハワイ、ロサンゼルス、パナマ運河を巡ったそうだ。夫妻は船旅を振り返りながら「船での食事は和洋中と出てきてとても贅沢でした」と楽し気に当時へ思いを馳せていた。

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