『ブラジル解説コラム海岸山脈選集』=ブラジル日報文庫が初電子出版

表紙

 電子書籍『ブラジル解説コラム〈海岸山脈〉選集: 2022年の現地の息遣いが分かる』(ブラジル日報文庫)が2月10日、通販サイト「Amazon」のキンドル本ストアで発行された。
 同書は、本紙に毎週掲載している記者コラム「海岸山脈」から、日本と関係の深い内容のもの、ブラジルの知られざる歴史を紹介するもの、現在のブラジル政界の実情を解説した内容のものを選抜し、一冊にまとめたものとなっている。
 今回選抜した記事は9本。いずれも一般にはあまり知られていないブラジルの素顔がのぞける内容になっている。掲載タイトルは次の通り。
 ◆戦争が生んだキャラ、ゼー・カリオカ=ディズニーによるプロパガンダ映画◆近代史の汚点として地図から消された町=荒々しい歴史秘めた北東伯訪ねる◆ボルソナロ躍進の背景を探る=SNS発信が地方保守票を開拓◆ブラジル独立200周年の実像(上)ラバ、腹痛、愛人との逢瀬も◆ブラジル独立200周年の実像(下)「果実熟した」摂政妃がお膳立て◆アンドウ・ゼンパチの生涯=左翼インテリ「アカ移民」のロマン◆ブラジル日本移民を知るためのリンク集=無料で豊富な資料閲覧が可能◆「第2の棄民」始めた日本政府=老いた日系に用なし、若いアジア人へ乗り換え?◆日本の未来が見える必読書=上毛新聞『サンバの町それから』
 同書はブラジル日報文庫の第1冊目。今後、ブラジルに関する新刊が続々と発刊される予定。
 定価250円。Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」の対象本なので、同サービス登録者は無料で購読可能。

 

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