サンパウロ市/リオ間の高速鉄道建設へ=TAVブラジルが50億レで

サンパウロとリオ間を結ぶ全長378キロメートルの高速鉄道マップ(MetrôCPTM サイト)
サンパウロとリオ間を結ぶ全長378キロメートルの高速鉄道マップ(MetrôCPTM サイト)

 23日付メトロCPTMサイト(1)(2)によれば、ブラジル国家陸運庁(ANTT)の理事会は13日、民間企業のTAVブラジル社(ブラジル高速鉄道株式会社)に対し、サンパウロ市/リオ・デ・ジャネイロ間の高速鉄道建設および運営に関する契約締結を承認した。ブラジル最大の都市間を結ぶ新たな高速鉄道プロジェクトは、同社が99年間のシステム運営を認められた。
 TAVブラジル社は2021年2月、サンパウロ市ビラ・ブアルケ地区に設置された。資本金は10万レアル、2個人と2企業がパートナーシップを結ぶ。同社によると、2032年までに高速鉄道を完成させることができ、概算費用は500億レアル。
 中間駅はサンジョゼ・ドス・カンポス(SP)とボルタ・レドンダ(RJ)の2駅のみで全長378キロメートル、列車はカテナリ式電車線方式を採用予定。
 プロジェクトの名称は、以前のPT政権が提案したものに由来するが、新しいプロジェクトとの関連性を直接示すものはない。最初のプロジェクトは、リオから聖州カンピーナスまでの区間を含む、より広範囲のものだった。
 ブラジルの「高速鉄道」構想は少なくとも2007年、ルーラ大統領(PT)の2期目の提案にまでさかのぼれる。サンパウロ市からリオまで、最高時速350kmで約90分かけて移動するというものだ。当時の政府は、このプロジェクトを検討するために国営企業EPLを設立し、今もそのまま存在している。
 約10年前、高速鉄道はその膨大なコストから、民間企業に不信を抱かせた。政府はこの事業を350億レアルと見積もっていたが、市場では少なくとも500億レアルが見込まれていた。インフレや原料費の高騰などを考えると、新しい「高速鉄道」はもっと高くなる可能性があると報道されている。

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