前田会長の6期続投決定=コチア青年連絡協議会定期総会

総会の様子
総会の様子

 コチア青年連絡協議会(前田進会長)の2023年度定期総会が、1月29日午前10時(第2次招集)からサンパウロ市リベルダーデ区の熟年クラブ連合会サロンで開かれ、会員ら約30人が出席した。役員改選では、前田会長の6期目続投が決定した。
 総会では先亡者への黙とう後、前田会長があいさつし、「昨年は会員の皆様にご支援いただき、7月の文協国士舘桜祭りや10月の長寿の祝いも行うことができました。今年も各種行事を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします」と協力を呼びかけた。
 議長に広瀬哲洋氏、書記に永松通一(みちかず)氏を選出して議題を進行。22年度事業報告では、3月の夏季文化祭り、6月のミナス・ジェライス州方面への親睦旅行、7月の文協国士舘桜祭り、9月の文協春祭り、10月の慰霊祭および長寿祝賀会の開催などが発表された。22年度会計報告では、収入14万3769・60レアル、支出10万8067・29レで、3万5702・31レを次年度繰越金とすることで、それぞれ承認された。
 23年度事業計画案では5月の親睦旅行、7月の文協国士舘桜祭り、9月の慰霊祭・長寿祝賀会、11月の忘年会を予定。その他、月1回のコチア青年広場清掃作業と年4回(1月、
4月、7月、11月)の会報発行が提案された。23年度予算案は13万8500レが計上され、事業計画案とともに承認された。
 役員改選では、選挙管理委員会の黒木慧氏と本多泉美氏が前田会長をはじめとする新理事会のシャッパを読み上げ、拍手で承認。同会長の6期目続投が決定した
 昨年4月に行われた22年度総会で決定したサンパウロ市ピニェイロス区の事務所売却問題については、昨年6月から事務局長に就任している古藤ウイルソン氏の健康状態が思わしくないことから、未定の状態が続いている。今後、前田会長から古藤氏に確認した上で、具体的措置が行われる予定。
 総会の締めくくりとして、昨年11月から約40日にわたってJICA短期研修生として訪日したコチア青年子弟の中根瑞穂氏が、着物を通じた日系社会の活性化について報告。「着物の文化を続けていきたい」と抱負を語り、関係者への感謝の気持ちを表していた。
 新役員は次の通り(敬称略)。
 会長=前田進。副会長=広瀬哲洋、西尾雅夫(のりお)、古藤ウイルソン、本多泉美、鈴木キクオ。書記=永松通一、白旗諒子(りょうこ)。会計=鈴木ファチマ、白旗信(まこと)。監査=門脇コウイチ、羽鳥慎一、中根瑞穂。監査補=蛸井(たこい)喜作。

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