サンパウロ市カーニバル=ブロッコのパレード幕開け=週末に各地の通り賑わせ

アルセウ・ヴァレンサのステージ(Elineudo Meira / @fotografia.75)
アルセウ・ヴァレンサのステージ(Elineudo Meira / @fotografia.75)

 先週末から、サンパウロ市でも道のカーニバル(路上でのブロッコによるパレード)が本格的に始まり、市内でも人通りの多い地域がブロッコで賑わった。11〜13日付現地紙、サイトが報じている。
 サンパウロ市のブロッコのパレードは10日から正式にはじまった。10日は東部ブラス地区で行われた「オ・ピント・ド・ヴィスコンデ」のパレードが皮切りで、11日は人気の商店街である中央部バイショ・アウグスタやベラ・ヴィスタをはじめ、西部シダーデ・チラデンテスやバラ・フンダ、北部フレゲジア・ド・オー、東部イタケラ、南部イピランガ、ジャバクアラなど各地に広がった。
 中でも最も話題を呼んでいたのはイピランガでのブロッコだ。ここでは「ビッショ・マルーコ・ベレーザ」のパレードが行われ、そこに同ブロッコを率いる76歳の大ベテランMPB歌手アルセウ・ヴァレンサが参加。つめかけた観客からの熱い拍手で迎えられた。アルセウは「7年前にほんの小さなブロッコからはじめたんだ。それがこんなに大きくなって」と感謝の意を示した。
 そこにさらに人気歌手のシコ・セーザルやマリアナ・アイダルも参加し、ブロッコは盛大な盛り上がりを見せた。当初、現地では強い雨が降っており、心配もされたが、それもやがて止んだ。
 11日のサンパウロ市内では全98のブロッコがパレードを行ったが、警察はドローンなどを利用して警備を強化した他、各地に平服警官を配備。その結果、この日は市内で4人の携帯電話窃盗犯が逮捕された。西部エンリケ・シャウマン大通りで逮捕された容疑者は5機も盗んでいた。
 サンパウロ市の場合、ブロッコのカーニバルは25~26日の週末まで、引き続いて行われる。また、サンパウロ市カーニバル注目の北部アニェンビ・サンボードロモでのスペシャル・グループによるパレードは、17日と18日の2夜連続で行われる。

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