日系アーラ=サンパウロ市サンバカーニバル=ブリンコ・ダ・マルケーザ

ブリンコ・ダ・マルケーザの皆さん。中央がジョエさん、その右隣りがアドリアーノ会長。
ブリンコ・ダ・マルケーザの皆さん。中央がジョエさん、その右隣りがアドリアーノ会長。

 サンパウロ市のサンバカーニバルが11日、サンボドロモ・ド・アニェンビ会場にて開幕する。6日、上から3番目のカテゴリーのアセッソ2に出場するサンバグループ「ブリンコ・ダ・マルケーザ(Brinco da Marquesa)」一行が編集部を訪れ、意気込みを語った。
 同グループのアドリアーノ・ベジャル会長は「今年のテーマはフェスタ。パレードを構成する13のアーラ(集団)の1つには約45人の日系人が参加する『アーラ日系』があります」と語る。
 アーラ日系の中心となる踊り手ムーザ(女神)を務めるのは、葛西叙江さん(埼玉県出身、通称ジョエ)だ。
 ジョエさんは00年に浅草のサンバチーム「仲見世バルバロス」に入団し、「本場のサンバを知ってみたい」との思いを募らせ、03年に初めてブラジルを訪れた。その後は、カーニバルの時期に合わせ、07年まで毎年来伯するようになった。08年には本場リオ・デ・ジャネイロで本格的にサンバを習うため、サンパウロ市で生活しながらリオへ通う生活を送った。現在は、駐在員夫人向けサンバ教室「Vamooosambar」の講師を務めている。
 ジョエさんは「アーラ日系は阿波踊りの衣装を着て踊りますのでぜひ注目してください」と語った。
 ブリンコ・ダ・マルケーザのパレードは11日午後9時40分から行われる。

最新記事