【2023年新年特集号】明けましておめでとうございます=駐ブラジル日本国特命全権大使 林 禎二

林禎二大使

 新年明けましておめでとうございます。また、ブラジル日報「新年特別号」の発行をお祝い申し上げます。ブラジル日報による日系社会に対する貢献に敬意を表するとともに、今後もブラジルにおける日本文化の継承、日本語の普及、日本関連情報の発信といった様々な面で重要な役割を果たし続けていくことを期待しています。
 昨年は、新型コロナウイルスの影響が未だ残るものの、少しずつではありますが、日本とブラジルの人の交流が再開されました。日本からは、多くの地方自治体の知事・副知事がブラジルを訪れ、各県人会との交流や県産品のプロモーションを行いました。また、ブラジルからも外務省や文部科学省、JICA等の留学・研修制度により、多くの方が日本を訪れています。今後も、両国の人々の交流が活発となり、日ブラジル関係が一層強固なものになるよう願っています。
 ブラジルにおける、約200万人の世界最大の日系社会及び約21万人の在日ブラジルコミュニティという特別な人的絆は、両国の友好関係の重要な礎です。
 1908年に日本からブラジルへの日本人移住が始まって以来、日本人移民およびその子孫の方々は幾多の困難を乗り越え、ブラジルの発展に大いに貢献し、ブラジル国民から確固たる信頼を勝ち得ています。今日、ブラジルで見られる日本や日本人に対する強い信頼と共感は、長年にわたる日本人移民およびその子孫の方々による努力と貢献を抜きにしては考えられません。
 私は、昨年8月、日本に一時帰国をした際に、横浜市にあるJICAの海外移住資料館を訪問しました。昨年4月にリニューアルされた資料館において、海外移住の歴史や、日本移民の皆様がブラジルや日本に対して果たした役割や貢献を一層深く理解し、その努力と貢献に感謝と敬意の気持ちを新たにしました。
 また、日系人としての価値やネットワークが後世に引き継がれていくためには、日系人の若い世代の活躍がますます重要になってきます。今後はこのような若い世代の取組も支援していきながら、ブラジルの日系社会の一層の発展のため、日系社会の活動に対して最大限の協力を行ってまいります。
 2023年は、日本人のブラジル移住115周年にあたり、日本とブラジルにとって重要な節目の年となります。こうした重要な機会も踏まえながら、日ブラジル関係の一層の強化に向けて、日系社会の皆様との協力、交流も一層推進していきたいと思っています。
 皆様にとって、2023年が素晴らしい年となることを心から祈念いたします。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

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