ベロ・オリゾンテ大都市圏で豪雨被害、2人死亡=サンパウロ市も1週間で約100ミリ

 7日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ大都市圏で大雨が降り、少なくとも2人が亡くなった。南部や南東部では先月末から今月初旬にかけて記録的な雨量を記録していると、7、8日付現地紙、サイトが報じている。
 ベロ・オリゾンテ大都市圏では7日の夜だけで約70ミリの大雨を記録。この雨でサンタルシア市内の小川が溢れ、自宅の一部が崩壊した65歳の男性が死亡。ヴェスパジアーノ市でも17歳の女性が車ごと濁流に巻き込まれ、遺体となって発見された。
 また、州都ベロ・オリゾンテではクリスチアーノ・マシャド、ヴィラリーニョ、ベルナルド・ヴァスコンセロスといった市を代表する大通りが相次いで冠水。多くの車があっという間に水没して動けなくなる事態が生じた。
 さらにこの前日には同州南部のポウゾ・アレグレ市で土砂崩れが発生し、35人に避難勧告が出た。
 7日はサンパウロ市でも強い雨が降った。市の非常事態管理センター(CGE)によると、サンパウロ市では12月最初の7日間で96・1ミリの雨を記録。これは12月の月間平均降水量の52%に相当する。聖州では週末からの雨で7人が死亡している。
 一方、11月28日の土砂崩れで通行が遮断されていたパラナ州の国道376号線は7日夕方、事故現場の封鎖を部分的に解除。9日ぶりに車両の通行が回復したが、片側1車線ずつのため、渋滞も起きている。

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