【1日の市況】Ibovespaは1.39%下落、ドルは0.09%安で5.20レアル割れ

 Ibovespaはペトロブラス(PETR4)以外にも、特に小売業者、食肉業者、BRF(BRFS3)によって引っ張られ、110.925ポイントで1.39%下落で終了した。ペトロブラス(PETR4)、小売、食肉加工業者が株式市場の下落を引っ張り、エンブラエル(EMBR3)とヴァーレ(VALE3)は高値圏にある。ドルは0.09%安で5.20レアル割れで引け、DIは高値で終了した。
 ブラジルのGDPは予想を下回る成長で、すでに活動の強さが失われる兆しがある。
 政界では、ルーラが経済大臣の発表を「急がない」と言っている。
 2022年が終わろうとしています。イボベスパ指数は年初から6%以上上昇したが、ブラジルの財政状況や2023年のルーラ政権の構成が不透明なため、指数の変動が激しく、一部のアナリストは年末の上昇に疑念を抱いている。
 移行PECの不透明さに加え、今後4年間の経済計画を直ちに開示しない次期政府の姿勢と、財務相の名前が出ないことが、投資家が市場にコミットすることを後ずさりさせている。
 次期政府が提示した歳出上限の枠外に最大1980億レアルまで置くPECの成り行きは、市場からは「選挙結果に対する期待を大きく裏切った」と見られている。
 市場は、政府が社会保障の財源を確保するために財政的にマイナスな措置をとることをすでに想定していた。しかし、PECの規模があまりに大きいため、承認された場合、国の財政の安定性が疑われると市場から心配されている。
 市場はしばらく観察モードで、PECの成り行きの結果を待ってポジションをとっていくと見られる。このため、この要因や他の要因によって投資家の見方が変わるまで、指数は横ばいを続けるだろうと見られている。
 それまでIbovespaは回復の動きを始めるのが難しいようだ。

次期政権の悪役的な不確実性

  次期政権によって来年は財政が破綻するかもしれないという予想が、外国人投資家、地元投資家の双方に恐怖を与えている。歳出上限を大幅に超えるかもしれないという感覚は、ブラジルの外国人や投資家を不安にさせている。
 逆にこの不透明性がなくなれば、ブラジルの株式市場は有利になり、2022年末から上昇する可能性さえあると見るエコノミストもいる。
 だが、ルーラはまだ未知数であり、予想とは全く異なる行動をとっているとコメントするエコノミストもいる。
 投資家は少なくとも、政治的背景と結びついた不確実性と不利なマクロ経済シナリオの悪い組み合わせで、非常に不安定な年末を予想できる。12月に市場が回復する可能性はほとんどないと考えている投資家もけっこういる。
 今年も1カ月を切り、回復の兆しのない市場となっている。この不確実性の問題は、今後も引き続き注目される。年末にプラスの動きを期待するのは非常に難しいみるアナリストは多い。

外国からの影響から切り離し傾向

 最近、国際的な証券取引所はポジティブな傾向を示しているが、財政リスクと依然として高い金利がIbovespaにプレッシャーを与えている。Ibovespaの主な焦点はブラジルの政治シナリオであり、12月は次期政権への移行があるため、最も重要な月だ。そこに注目があつまるために、当分国内の動きは、国外のパフォーマンスと切り離される傾向が継続する可能性がある。

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