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サッカーW杯、セレソンがセルビアに快勝=リシャルリソンが豪快2発

リシャルリソンのオーバーヘッド・キック(Ricardo Stuckert)
リシャルリソンのオーバーヘッド・キック(Ricardo Stuckert)

 24日、サッカーW杯のグループリーグ初戦で、ブラジル代表(セレソン)は、国際的に大きな話題となったオーバーヘッド・キックでのゴールを含む、リシャルリソンの2得点でセルビアに2―0で快勝。幸先の良い滑りだしとなった。24、25日付現地紙、サイトが報じている。
 チッチ監督が秘密主義を貫き、謎となっていた先発メンバーは、左ウイングにヴィニシウス・ジュニオル、エースのネイマールがミッドフィールダーのポジションに着く布陣ではじまった。
 前半は、セレソンがボールの保有率で上回ってはいたものの、両チームともに決定的なチャンスがないまま過ぎていく、静かな滑り出しとなった。
 だが後半、セレソンが徐々に攻撃のリズムに乗り始め、後半17分、ヴィニシウスが強烈なシュートを放つと相手キーパーが弾いた。これにリシャルリソンが素早く反応してゴールに押し込み、先取点をあげた。
 圧巻はその12分後だった。ヴィニシウスの左からのアウトサイド・キックによる高速パスを、リシャルリソンがゴールエリアの中央手前で受けた。受けたボールをそのまま浮かすと、体をひねって宙に舞い、右足でオーバーヘッド・キック。ボールはリシャルリソンの足をよけたディフェンダー、ベリコビッチの顔の横をかすめ、ゴールの左下に鋭く落ちていき、2点目となった。
 試合前は、実績があり調子も良かったガブリエル・ジェズスを差し置いて、過去の実績で見劣りしていたリシャルリソンが背番号9とセンター・フォワードを任されることに疑問の声もあがっていたが、彼自らがプレーで批判を封じ込めた形となった。
 セレソンは守っても中盤でカゼミロ、ゴール前でチアゴ・シウヴァがミトロビッチ、タジッチ、サビッチなどのセルビアの強力攻撃陣を封じ込め、ゴール枠内にシュートを1本も打たせなかった。
 セレソンの次戦はブラジリア時間の28日13時からのスイス戦で、セルビア戦で負傷したネイマールと右サイドバックのダニーロは欠場となる見込みだ。

◆関連コラム
 24日のブラジルは、サッカーW杯の対セルビア戦でリシャルリソンが決めた華麗なオーバーヘッド・キックのゴールに酔いしれた。リシャルリソンはあのゴールを「練習していた」といい、その練習の動画も瞬く間に拡散された。また、彼がセレソンきっての社会派選手で、人種問題や環境問題の論客であることや給料の10%を癌患者家庭支援にあてていることなども紹介され、とりわけルーラ次期大統領の支持者に喜ばれた。彼は大統領選には公言していないが、住宅問題を巡り、大統領長男フラヴィオ上議の親友と裁判で訴訟中。「推して知るべし」というところか。
    ◎
 一方、ネイマールがセルビア戦で右の足首を捻挫。彼は試合前、「ゴールを決めたら(政党番号の)22のサインを出すのではないか」と言われていたほどのボルソナロ大統領支持者だったため、リシャルリソンとネット上で比較された上、左派の政治家が喜んだという話も。サッカーには政治を持ち込まず、仲良く応援してほしいし、ネイマールは大事な戦力。28日のスイス戦には出場して欲しいが、後継者的存在のロドリゴ代役か、との声も。

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