レベッカが世界選手権で金=個人総合で南米勢初の快挙

最終種目の床の演技後に国旗を掲げて喜ぶレベッカ(CBG公式ツイッターより)
最終種目の床の演技後に国旗を掲げて喜ぶレベッカ(CBG公式ツイッターより)

 女子体操のレベッカ・アンドラデが3日、英国で開催中の体操の世界選手権でブラジル人初の個人総合優勝を遂げたと同日付現地サイトが報じた。
 レベッカは1日に女子団体でも4位に入賞。この時も、昨年の世界選手権でメダルを獲得した床や跳馬で高得点を出していた。
 女子個人総合の決勝はレベッカが昨年の世界選手権で金を獲得した跳馬から始まり、レベッカは世界選手権女子史上最高得点の15・166ポイントを獲得した。
 続く段違い平行棒では13・800、平均台では13・533ポイントを獲得。「バイレ・デ・ファヴェーラ」と名付けられた床演技では14・400ポイントを獲得し、2位と1・5ポイント差の計56・899ポイントという高得点で優勝した。
 レベッカが床演技で難易度の高い技をミスなく演じ終えると応援していたブラジル人グループから早々と、「エ、カンピアン」(チャンピオンの意)との歓声があがった。
 レベッカは東京五輪の女子総合で銀、跳馬で金の1大会2メダルを達成。北九州で行われた昨年の世界選手権でも跳馬で金、段違い平行棒で銀の2メダルを獲得している。今回の個人総合優勝で、名実ともに世界一の座に着いた。
 世界選手権で三つのメダル獲得はブラジル人初。これまでの世界選手権個人総合での最高成績は2007年のジャーデ・バルボーザの銅。個人総合での金は、南米初の快挙ともなっている。レベッカの優勝により、ブラジルは世界で8番目の個人総合優勝者を出した国となった。
 レベッカは受賞後、満面の笑みで喜びを表しつつ、「この金メダルは自分を応援し、支えてくれた家族や仲間など、全ての人に与えられたもの」と語り、謝辞を述べた。
 レベッカはこれで、国際大会で14個目の金メダルを獲得した事になる。週末に行われる種目別決勝にも出場し、段違い平行棒と平均台、床でメダルを狙う。右足首の痛みで団体戦を途中退場したフラヴィア・サライヴァは3日の個人総合出場を諦めたが、6日の床に出場すべく、回復に務めている。

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 女子体操のレベッカ・アンドラデの個人総合世界一は、これまでのブラジル体操界の世界でのレベルを考えた場合、驚異的な飛躍といえる。今回の優勝は彼女個人の枠を超え、ブラジル・スポーツ界にとっても大きな意味を持つものだ。女子体操界では、昨年の東京五輪でまさかの棄権をした米国のシモーネ・バイルズが絶対的な女王だったが、彼女はまだ沈黙中。彼女とレベッカが女王争いをする姿が見たいものだ。

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